ソニー「Airpeak S1」産業活用に向けたRTK機能と新アクセサリーを発売
プロフェッショナル向けドローン「Airpeak S1」を産業活用する新アクセサリー商品がリリースされました。
正確な飛行と高精度な撮影により安全で効率的なドローン運用に貢献
新商品はセンチメートル単位での高精度位置測位を可能とするRTK(Real Time Kinematic)キットや、これまでより長い時間の飛行に対応するバッテリーパック、軽量化したGremsy社製の専用ジンバルPX1 for Airpeakで構成され、Airpeak S1で使用することで、幅広く産業における安全で効率的なドローン運用に貢献します。
正確な飛行と高精度なデータ取得を実現するRTK
●誤差数センチの位置情報記録を実現
GNSSでの数メートル単位での誤差に対し、RTKを採用することでセンチメートル単位の正確な測位が可能となります。画像データの撮影タイミングと位置情報が高精度に同期し、イメージセンサーの中心位置にオフセットした位置情報が記録されます。
●強磁場環境でも安定飛行
点検対象や周囲の構造物などの影響で、地磁気センサーによる機体制御が困難な環境でも、GNSSアンテナを2個搭載することにより、安定した飛行が可能です。
●誤差の少ない自己位置推定による正確な飛行
RTKをビジョンセンサーと併用することで、より誤差の少ない自己位置推定を実現しています。減速時の機体挙動やホバリングの安定性、自動飛行の制度が向上します。再現飛行を使用すれば、定期的な点検フローを高精度で何度でも再現でき、操縦者の技術に依存しない効率的で高精度な運用が実現できます。
●撮影画像への位置情報付与機能 (2023年夏以降対応予定)
飛行後にモバイルアプリで測位データを撮影画像にメタデータとして追加する機能に対応予定です。
●フルサイズミラーレス一眼α™搭載による高解像撮影
使用用途に必要な機体性能を考慮し、フルサイズミラーレス一眼α(α7Rシリーズ) ILCE-7RM4、 ILCE-7RM4A、 ILCE-7RM5に対応。使用時に最大6,100万画素でメカニカルシャッターによるブレを抑えた画像撮影を実現します。また、レンズは焦点距離24/35/40/50mmなど豊富な焦点距離から選択することができます。
●点検業務にも有効な高解像撮影
50mmレンズを使用する場合、対象物との距離を13m離して安全を確保しても撮影分解能1mm/ピクセルの画像を撮影できます。
●操作性を向上するカメラ設定
手元の送信機からカメラの各種設定が可能です。カメラを触らずシーンに応じた設定変更や調整ができ、撮影時のオペレーションが効率化されます。また、フォーカスエリア設定やタッチによるフォーカス位置の選択に対応しています。モバイルアプリ上でフォーカス位置を柔軟に変更でき、より精度の高い撮影が可能となります。
●長時間の自動飛行に対応
自動飛行を中断後に途中から再開できる機能や、機体が起動状態のままバッテリー交換が可能なバッテリーホットスワップに対応しています。RTKや高解像度カメラを搭載しながら飛行時間約20分※を実現しています。
※RTK-1、LBP-HM1、GBL-PX1、ILCE-7RM4A、SEL35F28Z搭載、海抜0m地点、無風、巡航速度9m/s時。
※Airpeak S1のお問い合わせはこちら:https://drone.kmtech.jp/contact_airpeak
※メーカーサイト:https://www.sony.jp/airpeak/about_ARS-S1/industrial/feature_1.html
RTKキット:RTK-1
RTKキット:RTK-1
ジンバル PX1 for Airpeak:GBL-PX1
大容量バッテリーパック:LBP-HM1